ゴルフ用語集
ア行
アウト・オブ・バウンズ | アウト オブ バウンズ (Out of Bounds 略してOB) とは、 (a)コースの境界の外側や、 (b)委員会によってアウトオブバウンズと標示されたコース内 のすべての区域をいう。 アウトオブバウンズが (a)杭や柵によって定められている場合または (b)杭や柵の外側と決められている場合、 アウトオブバウンズの線は最も近い杭や柵柱(支柱を除く)の内側の地表レベルの点によって決められる。 アウトオブバウンズを示すために杭と線の両方が使われている場合、杭はアウトオブバウンズであることを示し、線はアウトオブバウンズを定める。 アウトオブバウンズが地上の線によって定められている場合、その線自体はアウトオブバウンズである。アウトオブバウンズの線は垂直に上下に及ぶ。 球全体がアウトオブバウンズにある場合、その球はアウトオブバウンズである。 プレーヤーはインバウンズにある球をプレーするためにアウトオブバウンズに立つことができる。 アウトオブバウンズを定める物、例えば、壁や柵・垣・レールなどは、障害物ではなく、固定物とみなされる。 アウトオブバウンズであることを示している杭は障害物ではなく、固定物とみなされる。 注1:アウトオブバウンズを定める杭または線は白とすべきである。 注2:委員会はアウトオブバウンズであることを示している杭(アウトオブバウンズを定める杭を除く)を障害物と宣言するローカルルールを制定することができる。 |
SLEルール | SLEとは、Spring Like Effect つまりスプリング効果の略です。 スプリング効果とは、トランポリン効果とも言われ、クラブフェースの外側の部分の肉厚を薄くすることで、まさにトランポリンのようにボールを遠くへ飛ばすことができます。 スプリング効果は COR (反発係数) で測定され、それが 0.830 を超えると最新のSLEルール違反のクラブとなります。 スプリング効果と動的特性 クラブヘッド(クラブフェースを含む)のデザイン、材質そして(あるいは)構造、また処理は、 (i)ペンデュラムテストプロトコル(R&A テスト内規)に定められている上限を超えるスプリング効果を持ってはならない。 (ii)独立したスプリングやスプリング特性(これらに限定されない)などのようなクラブヘッドのスプリング効果に不当に影響を与える意図、あるいは効果を有する機構や技術を組み込んではならない。 (iii)球の動きに不当に影響を与えてはならない。 注:上記(i)はパターには適用されない。 「スプリング効果」を制限するこの規則は2008 年1 月1 日に導入され、この規則は技量に かかわらず全てのゴルファーに、そして全てのプレー形式で適用されます。 この規則はパターを除くすべてのクラブに適用されますが、主にドライビングクラブに焦点が当てられています。 【JGAより】 |
カ行
慣性モーメント | 物理学的に、慣性モーメントとは、物体の回転のし易さを示す数値です。 慣性モーメントの大きな物体を回転させるには、大きな力が必要で、慣性モーメントの小さな物体を回転させるには、小さな力で済みます。 ゴルフの場合、慣性モーメントと言っても、ヘッドの重心回り慣性モーメント、ネック回りの慣性モーメント、グリップ回り(クラブとして)の慣性モーメントがあります。 例えば、ヘッドの重心回りの慣性モーメントが大きいヘッドは、芯を外してもヘッドのブレが少ないので芯が広いヘッドということになります。 |
クラウン | 主にウッド系に使う名称で、構えたときに見える上の部分のことを言います。 |
サ行
スルーザグリーン | スルーザグリーンとは、プレーしているホールのティーグラウンドとグリーン、コース内のすべてのハザードを除いた区域のことをいいます。 したがって林の中などもスルーザグリーンになります。 |
重心深度 | ヘッドの重心位置からフェース面までの距離のこと。 重心深度が深い(フェース面までの距離が長い)とボールが上がりやすくなります。また、浅い(フェース面までの距離が短い)とボールは上がりづらくなります。同じロフト角のクラブでも、重心深度の深い、浅いで飛び方が変わってきます。 |
重心距離 | ヘッドの重心位置からネック部の中心までの距離のことです。重心距離が短いとフェースはターンしやすく、重心距離が長いとヘッドが返りにくくなります。 |
振動数 | シャフトの硬さを数値で表したものです。単位は、cpmです。 計測の方法は、振動数計にグリップを固定します。ヘッド側を上下に振動させます。1サイクルを1cpmで測定します。例えば250cpmをSシャフト、230cpmがRシャフトが一般的です。 |
スーパーアーメット鋼 | スーパーアーメット鋼とは、アメリカのカーペンター・テクノロジー社が開発した、鉄にコバルト15%、ニッケル11%、クロム2%、モリブデン1%を配合した超合金です。 非常に高い耐久性(硬さ)と、引っ張り強度(しなやかさ)を持ちあわせており、航空母艦に着艦した戦闘機の勢いを止めるための装置(フック)やレーシングカーのプロペラシャフト等に使われている素材です。 |
スコアリングライン (スコアライン) |
アイアン等フェース面に掘られた溝のこと。 |
タ行
鍛造(たんぞう) | 鉄を熱してプレス (型押し) して作る方法で、鉄の温度によって熱間鍛造と冷間鍛造の二通りがあります。 温度をなるべく低い状態で鍛造した方が、軟鉄の軟らかい感触が出せます。 鍛造のことを 英語では フォージドとも言います。 |
鋳造(ちゅうぞう) | 金属を溶かして鋳型に流し込んで成型する製法です。 アイアンヘッドの作り方で、現在はロストワックス製法という精密な鋳造が可能になっています。 |
トゥ | つま先の意味で、クラブフェースの先端部を言います。逆はヒールと言います。(シャフトがついている側) |
トップブレード | フェース面上部のラインのこと。 |
トルク | シャフトのトルクとは、シャフトがどれだけねじれ易いかを示す数値です。 トルクの数値が大きいほどシャフトはねじれ易く、トルクの数値が小さいほどシャフトはねじれ難いです。 トルクの数値は球の方向性や飛距離に影響を与えます。 測り方は、チップ側(先端)から1,040mmの部分を固定し、チップ側から40mmの部分に1フィート(約30cm)の長さの計器を取り付け、計器の先に1ポンド(約454g)のおもりを取り付けます。この状態でシャフトが何度(°)ねじれるかを測定したものがシャフトのトルクです。 |
ナ行
ハ行
バンス角 | バンス角は、ソール角とも言われます。アイアンのソールは平ではなくフェース側からバックフェース側にむけて角度がついています。その角度のことをバンス角と言います。サンドウェッジでよく耳にする言葉ですが、バンス角が大きいとバンカーからの脱出が容易になりますが、アプローチでトップしやすくなります。 |
バット径 | グリップエンド側のシャフト径のことです。 |
ハザード | ハザード(Hazard)はコース上に設置されている危険区域のこと。バンカー、ウォーターハザード、ラテラルウォーターハザードとがある。 |
バランス | グリップエンドから14インチのところを支点にしてヘッド側にかかる重量をA~Eまでの5段階を各10ポイント刻みで数値化したものです。 ヘッド重量が同じ(クラブ長も同じ)でも全体重量やクラブ全体の重量配分、シャフト重量によってバランス値は変化します。 |
フェースプログレッション | シャフトの中心線からリーディングウェッジ(歯の部分)までの長さを表す言葉です。(FP値) フェースプログレッションが小さいとグースネック、大きいとストレートネックになります。 |
フェース角 | フェース面のターゲットラインに対しての向き。一般的にフェース角±0でストレートフェース、プラスはフックフェース、マイナスはオープンフェースになります。 |
ホーゼル | クラブヘッドのネック部分、シャフトを装着するために空けられた穴の周辺部分をホーゼルと言います。 一般的にホーゼルが長いと、重心距離が短く重心位置は高い難しいクラブになります。ホーゼルが短いと重心距離が長く重心位置は低い易しいクラブなります。 |
マ行
ヤ行
ヤード | 1ヤードは、91.44センチメートルです。 ちなみに1ヤードは36インチになりますので、1インチは2.54センチメートルになります。 |
ラ行
ライ角 | ライ角とはソールの中心が地面に接するように構えたとき、シャフトと地面の間にできる角度のことです。 この角度がアップライト(トゥ側が浮いた状態)になるとボールが左方向に曲がりやすくなり、逆にフラット(ヒール側が浮いた状態)な場合はボールが右方向に曲がりやすくなります。 |
ローカルルール | ローカル・ルール (Local Rules) とは ゴルフ場 もしくは コンペなどで定めた JGA (R&A) の公式ルールの規定を 一部を変更、削除 または 追加したりする独自のルールのことです。 ローカルルールの例として、6インチ・プレースやプレーイング3、4 などがあります。 ルールブックには競技委員会は本来のルールに規定されている方針と矛盾しないものであれば地域的に異常な状態に対応するため ローカル・ルールを作ることができると明記されています。 |